理事長所信

第48代理事長予定者 清水 力徳

基本方針 ○地域との繋がりを強くする ○自己の成長を高め発信力を強くする

スローガン  いまこそ結束を!!~同じ思いを地域に~

 

【はじめに】

1971年、私たちが住む韮崎に明るい豊かな社会の実現を目指し、韮崎青年会議所は誕生しました。47年の長きにわたり多くの先輩が英知・勇気・情熱をもって、推し進めてきた運動を、常に変わりゆく時代に柔軟に対応しながらこれからも展開しなければなりません。

私は2014年の7月に入会し、3年半活動を行って参りました。以前の私は、自分の住み暮らすこの地域の問題について直視せず、漠然と理想だけ思い描いていました。かつては、中心商店街に活気があり、行き交う人たちの熱量が熱く感じた記憶が自分の幼少期にあります。現在は郊外の大型ショッピングモールの出店の影響などにより、中心商店街の雰囲気は、活気からはだいぶかけ離れたものになってしまいました。シャッターが閉ざされたお店が多くみられ、街の中で生活をしていた人たちにも横の繋がりが希薄になり、衰退の一途をたどっています。そのような状況の原因を周りの人たちに押し付け、自分は何も悪くない、というような感情を持っていました。

しかし、青年会議所に入会して、今まで出会うことが出来なかったタイプの人々と出会い、そのような問題を直視し、真剣に考え、行動するという考えを持つ重要性を学びました。後を継ぐ「旅館」という小さな枠の中で仕事し、この地域の未来を継ぐ事は考えていなかった自分に、気づきのきっかけを頂きました。少子高齢化や若者の流出による後継者不足など、様々な要因で地域の繋がりが希薄になり始め、停滞感を拭い去ることもできずにいるこの地域に、青年としての知識や教養を学ぶ機会を創造し、一歩前に進むためのスキルを持った青年を輩出することで、地域との繋がりを強くすることが私たちの使命です。自己の成長が高まることで、地域への視点も増え、自ら学び、発信力を強くすることが、この地域に与えられた課題を解決へと向かわせる重要な要素となります。

 

【新しい世代の繋がり】

今年度スローガンを「いまこそ結束を!!」といたします。韮崎青年会議所の活動エリアであるここ峡北地域は、古くからたくさんの繋がりがある地域です。無尽会・地区会・町内会というような集まりが多数存在し、横の繋がりはとても強い印象があります。しかし、一方で、ただ楽しいからとか、繋がらないと関係が保てず孤立してしまう。というような、しがらみという名の繋がりも多く、まとまりが希薄になっています。一つの大きな方向性を示し、団結しているとは少し違う感じを受けます。私たち責任世代が良い繋がりを作ることが、旧世代の方々の繋がりにも良い影響を与えます。こういった世代間の繋がりを作ることがこの地域に必要不可欠な要素です。地域活性という命題のもと多くの仲間を集め結束することが必要と考えこのようなスローガンに致しました。

 

【青年会議所の繋がり】

青年会議所は、明るい豊かな社会の実現を理念として、青年有志がより良い社会づくりを目指し、社会的課題に取り組んでいます。自分自身が責任世代になり周りも平均化傾向・失敗を恐れる傾向が強くなったという話も聞きます。個人的に仕事しながら社会貢献をする方が増えていますが、まだまだ一握りです。青年会議所の掲げる理念を実現させるためには、地域再生が不可欠ですが、それには地域貢献できる社会人・企業人の育成が重要な要素です。韮崎青年会議所は昨年多くの会員が入会しました。青年会議所の基本理念や仕組み、組織を学び知ることで自立心を強くします。そして切磋琢磨し同じ目標に向かって結束することの大切さを知ることで、繋がりを強くします。

 

【地域との繋がり】

青年会議所活動の理念は、私たちが住み暮らすこの地域の為の理念です。明るい豊かな社会の実現には、青年会議所と地域との結びつきが必要不可欠な要素です。この地域に存在するたくさんの団体も、同じように違った角度から地域の事を考え行動しています。そんな団体と私たち青年会議所で交流を図り、共通項を探すことが今の時代に求められる要素です。それぞれの団体が独自に考え行動しても、その団体の枠でしか成果が得られません。しかし、お互いの特徴を使い結束することで、枠を超えた成果が得られ、地域に対しての影響力も増します。互いの理念、信念を重んじ切磋琢磨しあえる関係性の構築が、繋がりを強くし、この地域を良い方向へ向ける勢いを生みます。そうすれば新たな繋がりが増えて、同じ方向を向いた大きな繋がりが出来、私たちの活動を伝播する大きな力を生みます。

 

【子供たちの繋がり】

活動エリアである峡北地域は、少子高齢化や若年層の流出により人口減少の一途をたどっています。私の知る幼少期は、隣近所に年の近い子供がいて、学校終わりに一緒に遊び、何かを協力して事をなすといったことは、自然に身についていました。現在では教育制度の変化の反動からか、授業数も増え、帰宅途中で塾に寄り、共働きも増えた為、自宅で留守番をする。といったような生活環境の変化で学校以外の場所で協力して何かをなすという機会が激減しています。そういった子供たちに繋がりの機会を創造し、共に何かをなす楽しさや、達成感を味わい協力すること、結束することの大切さを学ぶことが、この地域を近い将来、担っていく子供たちには必要です。一人で出来ないことも、結束することで大きな力を生み、乗り越えることが出来ます。

 

【時代に合わせた形に】

いつの時代にも、その時代に沿ったものの考え方や方法などがあります。世の中の流れはとても早く変化に富んでいます。その主流を捉えて少しでも具現化することが私たち責任世代に課せられた課題だと思います。青年会議所も産声をあげてから約70年近くになります。多くの先輩によって今の時代まで紡いでいただいたのも、その流れをうまくつかみ、形を変えながら来たからです。韮崎青年会議所も新しい会員が増え、新たな流れが出来ます。次世代に青年会議所活動を繋いでいく為にも、その時代の主流を捉え変化していくことが必要であります。変化を恐れず挑戦できる青年会議所にしてゆくことが今、必要です。

 

【終わりに】

韮崎青年会議所も2年後50周年を迎えます。そこに向けて新しい会員と共に学び・そして協力し合い個を高めることで地域との繋がりを強くします。まだ、遅くありません。この地域は絶対に前に進みます。そう描ける思いを少しでも具現化できる力をつけるため一年間頑張っていきたいと思います。全会員一体になり家族のような繋がりを深めて進んでいきます。